資本金1円でもOK

会社設立は資本金1円でもOK

かつて新しく会社設立をしようとする場合には蚊いぶし気会社の場合には最低でも1000万円の資金、有限会社であれば300万円の資金が最低限必要になりました。しかし新会社法が施行されてからは最低限の資金としては1円があれば会社設立ができるように緩和されたのです。

ここで言う1円というのは資本金の金額を示すものであり、手続きに必要な手数料は除外されていますが、それらを含めたとしても20~30万円もあれば十分に会社設立が可能な時代になってきたのです。

一方会社設立自体は可能になりましたが、その後の会社運営まで補償されるわけではありません。資本金の額というのはその会社が集めることができた事業資金の様なものですので、額が少なすぎることは信用を失うことにつながります。

そのため現実的にはまともなビジネスにおいて資本金1円での会社設立ということは中々考えることが出来ないものではありますが、仕組み上は可能になっているのです。

勿論この資本金は後から増資することも可能ですので最初の段階で低く抑えておくということは経営戦略上あり得ないことではりません。しかし余裕があるのであれば最初から資本金を計上しておかない理由はなく、後から面倒な手続きを必要とすることを避ける方が賢いと言えるでしょう。

しかしこの制度の改革がアピールしていることは起業をするということのハードルが非常に低くなっており、誰でもチャンスがあるということを意味するものです。

少ない資金でも起業に挑戦することができ、チャンスが広がっていることを知ることで新しいビジネスが生まれ、育っていくことを推進しているのです。かつてベンチャー企業と呼ばれる沢山の企業が生まれた時代がありました。この頃の流れは現在も続いており、様々な事業活動が切磋琢磨する中でより質の高い事業を行うことができるようになっています。

新規で会社設立した場合、その会社が10年後にも残っている確率は決して高いものではありません。

多くの企業は事業に失敗して消えて行くか、生き残るためにどこかに吸収されたり合併したりと、その名前を残すことは難しいのです。しかしその様に生まれてくる企業の中に残る一握りの実力ある企業が成長を果たし、時所為代の大企業として名前を世に知らしめて行くことになるのです。

経済はこの様な変化の繰り返しによって成り立っており、このシステムが上手に機能することで雇用を創出しています。